株式会社Cubec 代表取締役 奥井伸輔氏
<プロフィール>
株式会社Cubec 代表取締役CEO
名古屋大学理学部卒業後、製薬企業にて営業・マーケティング・組織文化開発に従事。京都芸術大学でのデザイン思考の学びを活かし、医療ITスタートアップにて、国立循環器病研究センターを中心とした研究プロジェクトに企業代表として参加。生成AIを活用した診療支援システムの社会実装を目指し、株式会社Cubecを創業。
芸術修士・学際デザイン研究領域・京都芸術大学大学院
2024.09.13
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EVENT
第2回 未来医療ミートアップ
「すべての患者に最善の医療を。用途特化LLM(大規模言語モデル)で意思決定の質を向上する」
アンカー神戸では、医療に関心のある会員の横のつながりと共創機会をつくることを目的に、未来医療ミートアップを実施します。
今回は、AIを活用した医療業界でのイノベーション最新事例についてアンカー神戸スタートアップ会員で株式会社Cubecの奥井伸輔氏にお話しをいただきます。
奥井氏は製薬会社のMRなどを経験後、生成AIを活用した診療支援システムの社会実装を目指し、株式会社Cubecを創業。患者さんのリテラシーや医療資源の限界から起こる医療格差を減らし、自分にとって最善の選択肢にたどり着ける人を増やしたいという熱い想いをお持ちです。
●医療へのAI・LLM活用に興味のある方
●自社事業に特化したLLM開発に関心のある医療・ヘルスケア業界の方
●医療分野で前例のないことに挑戦したい方
●医療業界とコラボレーションしたい他業界の方
一緒に未来医療についてディスカッションしませんか?密度の濃いディスカッションを通じて共創の機会にしていきます。
<内容>
医療・ヘルスケア業界では、高度な専門経験が要求される個別対応業務が多いですが、リソースには限界があります。例えば、心不全は患者数が多く非専門のかかりつけ医も管理する必要がありますが、形式知化されていないエキスパート医のノウハウが存在します。
この問題にLLM(大規模言語モデル)の活用が期待されていますが、現在世に出ている汎用LLMでは要求は満たされていません。各エキスパートのノウハウは言語化されておらず学習が難しく、加えて教師データ準備・モデル開発の最適解も不明です。
Cubecはエキスパートの知見を取り込んだ用途特化型LLMを開発し、医療の意思決定を支援します。これまで心不全診療支援システムの開発を国立循環器病研究センターと共に進めており、かかりつけ医が慢性疾患患者に最適な治療プランを立案できるようサポートします。
現在パイプラインの拡大を目指し、新たな共同研究パートナーを探索中です。エキスパート医師などの知見を取り込んだLLMが実現すれば既存事業・新規事業に活用できるニーズをお持ちの企業様と取り組みたいと考えています。
イベント当日は、弊社取り組みについて心不全診療事例を中心にご紹介し、医療の現状・問題意識・LLM活用の可能性についてみなさんとディスカッションしたいと思います。
<プロフィール>
株式会社Cubec 代表取締役CEO
名古屋大学理学部卒業後、製薬企業にて営業・マーケティング・組織文化開発に従事。京都芸術大学でのデザイン思考の学びを活かし、医療ITスタートアップにて、国立循環器病研究センターを中心とした研究プロジェクトに企業代表として参加。生成AIを活用した診療支援システムの社会実装を目指し、株式会社Cubecを創業。
芸術修士・学際デザイン研究領域・京都芸術大学大学院